「女の子らしくしなさい」そう言われず育った私は、
野球もリカちゃんもロックも、少女漫画も少年漫画も、なんでもありな少女時代を送ってきました。
バンドで夢を追いかけ、プロとしてギターも弾いていました。
「私らしく」自由に生きてきたのです。

ところが、就職、結婚、出産した途端「社会的な性別」の壁が
私の前に大きく立ちはだかりました。
「仕事を続けるか辞めるか」「家事育児は母親の役割である」「三歳児神話」、、、
育休から復帰後の当時、管理職、正社員として子育てしながら仕事を続けることは難しく、
その後は同じフルタイムでも、収入半減の非正規雇用で、
仕事と家事、育児、地域活動をこなしてきました。
社会に出たり、人生の節目において、
なぜ「女性」がしんどい思い、損な役回りをせねばならないのだろう、と疑問に思いながら。

ところが、様々な地域活動を続けるうちに、それは女性だけの問題でなく、
長時間労働を強いられる男性も、障がい者も、シニアも、性的マイノリティも、
社会的に弱い立場にいる人たちみんなの問題であり、
そこには社会の構造と私たちの意識に原因がある、と気づきました。

「自分らしく」育ててもらったからこそ、社会的な足かせをはめられた人生ではなく、
一人ひとりが大切にされ、その人らしく笑顔でhappyな毎日を送れる社会を作りたい、
そのために自分になにができるだろう、そんな思いで
仲間とともにダイバーシティコミュを立ち上げた私です。

Love&Peace.